ひきこもり

犯罪者になるニートの思考回路と対策を現役ニートが解説します。

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こんにちは、トシキです。

 

以前、神奈川県の登戸駅近くで起きた児童殺傷事件をご存知でしょうか?

 

ニュースやワイドショーで連日連夜報道されたので、ご存知の方も多いかと思います。

 

児童殺傷事件自体がそもそも珍しいということもありますが、今回の事件で話題となったのは「犯人が中年のひきこもり男性」だったということ。

※ 加害者の犯行時の年齢は51歳。

 

あのニュースを見て、

「うちの子もニートだけど、あんな風に犯罪者になるんじゃないか...」

「人様に迷惑をかけるような人間だけはなってほしくない...」

 

そう感じた親御さんも少なくないでしょう。

 

今回の記事では、そのような悩みを抱えている親御さんに向けて、犯罪者になるニートの思考回路と、犯罪者にならないための対策を、ニート・ひきこもり歴8年の筆者が解説します。

 

この記事を読むことで得られる結果

  • 犯罪行為に走るニート・ひきこもりの思考の裏側
  • ニート・ひきこもりの人々を犯罪者にしないためのヒント

 

 

犯罪者になるニートの思考回路の中身とは?

 

ニート・ひきこもり経験者としての立場から「もしも、自分が犯罪に走るとしたら、一体どのような思考過程を経るだろうか?」と仮定して思い浮かんだ考えを紹介します。

 

他人と自分の現状を比較して苛立ちを覚える

ニート・ひきこもりの特徴として、時間だけはたっぷりあることが挙げられます。

 

忙しい社会人の方から見れば、羨ましいと映るかもしれませんが、世間の人が思っているほど良いことばかりではないことに気付かされました。

 

なぜかというと、下手に時間がたっぷりあると、色々と考えごとをする時間が増えてしまうから。

 

ニート・ひきこもりの僕らは、どうしてもネガティブに考えてしまいがちです。

 

ネガティブなことを考えている時間が長いので、次第に心が蝕まれていきます。

かつての同級生たちは今頃どんどん先へ進んでいるのに、自分は何ひとつ成長しないどころか退化してしまっている...。

 

ネットを見ると、インスタ、ツイッター、フェイスブックでのリア充・幸せ自慢投稿がやたら目につく。

 

みんな楽しそうな毎日を過ごしている。なのに自分は...。何も起こらない、何も変わらない、退屈で刺激のない毎日の繰り返し。

 

自分もみんなみたいに幸せになりたかったはずなのに、いつの間に彼らは手の届かない遠い世界へ行ってしまったのだろう。

 

こんなに惨めなのは自分だけ?なんでこんなにも惨めな思いをしないといけないの!?なんで?なんで?なんで!?

 

ハロウィン?クリスマス?バレンタインデー?ホワイトデー?どれも俺には関係ないことばかり。なのに世間の奴らは楽しそう。

 

ムカつく、ムカつく、ムカつく...。幸せ自慢してる奴ら全員○ねばいいのに...。

 

いっそ奴らを○して俺と同じような地獄を味わわせてやろうか。

 

リア充のしあわせな毎日をぶち壊したい...。あームカつく...。他人の幸せが許せない!

 

口汚い言葉の連続で申し訳ありません。

 

このようなネガティブな感情に支配された結果、独りよがりな考え方が凝り固まっていき、心の壁を閉ざしてしまう。

 

良くなる見込みのない自分の人生と他人の人生を見比べて「どうせ幸せになれないのなら、他人を不幸のどん底に突き落としてやろう。」という悪い考えが頭をもたげるようになっていく。

 

悪い考えに取り憑かれた結果、衝動的に犯罪行為に走ってしまう。そんな人が、ニートやひきこもりの人の一部にいたとしても何ら不思議ではありません。

 

ひきこもりが100万人いるとも言われる時代ですから、100万人の全員が穏健派でおとなしい人たちばかりだと考えることの方に無理があるのではないでしょうか?

 

 

社会から疎外されていると感じるようになる

友達や彼女など、最初こそ支えになってくれていた人々も、ニート・ひきこもりが長期化するにつれて次第に疎遠になってしまいます。

 

社会人とニート・ひきこもりの僕らとでは、稼ぎの多さも違いますし、生活パターンもまったくといっていいほど異なります。

 

経営者と従業員だとステージが違うので話が合わないのと同じで、日の当たる世界に生きる社会人と日陰者の僕らとでは、一緒に居るのが難しくなるのも無理はありません。

 

ご飯に行くにしても、ニートやひきこもりの人がいると、どうしてもお金のことを気にして安い店を選ばないといけなくなりますし、かといって毎回オゴリというのは、双方ともあまり良い気はしないでしょう。

 

食事の場に限らず、お互いの生活が異なっていくにつれて、あらゆる場面でこのような問題が発生すると考えると、両者の関係が次第に疎遠になってしまうのも無理はありません。

 

では、家族との関係性についてはどうでしょうか?

 

ニート・ひきこもり期間が長くなってくると、家族に対する申し訳なさから、家族との会話も徐々に減っていきます。

※ 個人差あり

 

会話がなくなると、居心地悪さを感じるようになり、なるべく家族と会わない生活リズムに変わっていきます。

 

家族だけでなく近所の人と遭いたくないので、次第に昼夜逆転生活へと移行していきます。

 

そうして昼夜逆転生活を続けていると、自分がどんどん世間から取り残されていくような感覚に陥ります。

 

世間の誰からも必要とされていない、自分は何の価値も無い人間に過ぎないのだという思いに苛まれた結果、自分の存在を認めない世間に対して、反発心を抱くようになっていきます。

 

被害者意識が強くなっていくにつれて、自分を必要としない社会やそこに属する人々に対して復讐したい衝動に駆られる人が出てきたとしても何ら不思議ではありません。

 

川崎殺傷事件が発生した当時、ツイッターで話題になった「無敵の人」という言葉があります。

簡単に言ってしまえば、『失うものが何も無い人間』のこと。

失うものが何もないので社会的な信用が失墜する事も恐れないし財産も職も失わない、犯罪を起こし一般人を巻き込むことに何の躊躇もしない人々を指す。

引用:無敵の人とは (ムテキノヒトとは) [単語記事] - ニコニコ大百科

 

社会からの疎外に限らず、満員電車でのいざこざや、会社における上司からの叱責など、ニートやひきこもりでなくとも、日々の生活で嫌なことが起きると、復讐したい衝動に駆られる人は少なくないと思います。

 

しかし、そういった人々のほとんどは実際に復讐することはありません

 

何故かというと、世間一般の人々の多くは、地位や肩書、扶養家族といった守るべき存在を持っているからです。

 

もし、復讐を実行に移して自分が会社をクビになったり、逮捕されて犯罪者になってしまったら、守るべき存在を失ってしまいます。

 

そのようなリスクと自分の復讐したい欲求を天秤にかけ、リスクアンドリターンに見合わないと判断して、復讐したい衝動をグッと堪えるのが、守るべきものを持つ多くの人なわけです。

 

しかし、守るべきものを持たない「無敵の人」の思考回路は違います。

 

失って困るものなど何もないのですから、躊躇うことなく犯罪行為を犯すことができてしまいます。

 

ひきこもりが100万人いるとも言われる今日このごろ、100万人の中に殺人者になる人がいたとしても全く不思議ではありません。

※ 結局のところ、川崎殺傷事件の加害者は100万人のうちの外れ値でしかないと僕は考えています。

 

誤解されるといけないので一応補足しておきますが、99.9%のニート・ひきこもりの人々は犯罪者予備軍ではありません。

※ 事件後の報道で、ニート・ひきこもりが犯罪者予備軍かの如く扱われたことは甚だ遺憾です。

 

家に引きこもっている人が、外の世界に生きる人以上に、他人に危害を加えるタイプの犯罪に走るとは、僕は到底思えません。

※ 家から出ないのであれば、他人と直接的な揉め事になりようがないからです。

 

 

ニート・ひきこもりを犯罪者にしないための対策法

 

子どもをニートやひきこもりにしたくない人向け

10代以下の子を持つ親御さんであれば、以下の記事が参考になるかと思います。

子どもをニートにしない育て方とは?【ニート・ひきこもり歴8年の僕が語る】

 

子どもがニートやひきこもりの人向け

子どもがニート・引きこもりになってしまっている場合の対策法は、大きく分けて2つあります。

  1. 突き放す
  2. 受け入れる

 

 

突き放す

ニートやひきこもりで居られるのは、結局のところ、それでも生活ができてしまうことが原因です。

 

本当にお金がない人であれば、住むところや日々の食事にも困るはずです。

 

しかし、ニートやひきこもりがそうでないのは、親の援助があるから。

 

本当にお金がない状態になれば、餓死の恐怖に耐えられる人はまずいないので、誰だって嫌でも働きに出ざるを得ません。

 

なので、「どうしても子どもをニート・ひきこもりから脱出させたい」という親御さんは、一切の援助を止めて、家を追い出してしまえば問題は解決です。

 

ただ、この方法は大きな危険を伴います。

 

突然、親から援助を断ち切られたことによって、自暴自棄になった子どもが親に暴力を振るったり、まったくの無関係の人々に危害を加える可能性があるためです。

 

突き放すという方法は効果的ではありますが、相手をよく見て使うようにしてください。

 

 

受け入れる

ニートやひきこもりの多くは、社会に適応できない自分に対する苛立ちや劣等感を抱えながら生きています。

 

自分には何の価値もないという思いが強く、何か行動をしようと思っても「どうせ自分みたいな人間にはできない」と挑戦する前から諦めてしまう傾向がある人も少なくありません。

 

「自分は誰からも必要とされていない。」

「自分の居場所は社会のどこにも存在しない。」

 

そういった疎外感に悩まされながら生きているため、自分に自信など持つことが難しい状態です。

 

ニートやひきこもりに対して「自分に自信を持て」という人は、そういったニートやひきこもりの感情を理解できていないのではないでしょうか?

 

自分を責め続けてきたニートやひきこもりに対して、「自分で自分を愛することから始めなさい」というような理想論を唱えることは、もはや暴力と言っても過言ではないと、僕は思います。

 

身近な家族、友人・知人に、ニートやひきこもりがいる方はどうか彼らの存在を肯定してあげてください。

 

肯定するといっても、別にあからさまに褒めるようなことはしなくて構いません。褒め称えたとしても、彼らは逆に心を閉ざしてしまうでしょう。

※ 自分に自信がない人は、褒められると相手に何か魂胆があるのではないか?と疑ってしまうものです。

 

彼らの存在を否定しないであげてください

 

ただでさえ否定的に見られているニートやひきこもりの人々が、身近な家族や友人知人からさえ存在を否定されてしまっては、最後の心の拠り所さえ失ってしまいます。

 

とはいえ、何もしないでいては、いつまで経ってもニートやひきこもりから抜け出すことができません。

 

もちろん、本人が抜け出したいと思っていないのであれば、今すぐ無理に抜け出させようとする必要はないのかもしれません。

 

ただ、「いつまでもあると思うな親と金」という言葉があるように、基本的には、親御さんの方が子どもより先に死んでしまう可能性が高いわけです。

 

そうなった時に、子どもが路頭に迷わないための対策について以下にまとめました。参考になれば幸いです。

 

 

若い人は就職すべき。中年以降は自営業も検討すべき?

10代・20代のニートやひきこもりの人は、一日でも早く就職活動をスタートするべきです。

※ 30歳を超えると求職は一気に難易度が上がるのでお気をつけください。僕の実体験です。

 

引きこもりの就職を支援してくれるサービスはいくつかありますが、そのほとんどは【29歳以下】であることが条件となっているためです。

 

 

お子さんが30歳を超えているのであれば、就職活動をしたとしても、就職活動は難航する可能性が高いでしょう。

 

飲食や介護など、慢性的な人手不足の業界であれば働き口はあるかもしれません。

 

しかし、長年に渡ってニートやひきこもりだった人にとっては、病み上がりでフルマラソンを走らされるようなもので、それに耐えられる人はほとんど居ないでしょう。

 

長年に渡って、ニートやひきこもりで居続けられるというのは(ある意味)才能です。

 

自分の部屋で引きこもっていられる才能を活かせる仕事を勧めてみることも考えてみてはいかがでしょうか?

 

とはいえ、「ニートやひきこもりで何もスキルがないのに仕事などあるのだろうか?」という疑問に思われた方も少なくないでしょう。

 

しかし、世の中には数え切れないほどの仕事が存在する訳でして、まったくのノースキルからでも始められる仕事なんていくらでもあります。

 

その1つがウェブライターです。単価が安いことにさえ目をつぶれば、いくらでも仕事を見つけることが可能です。

 

僕は、過去にクラウドソーシングでライターをしていました。

 

当時の稼ぎは以下のような感じです。

 

自作の表で申し訳ありません。

ランサーズの明細を添付するのは規約的に微妙でして...。

 

あまり真面目に取り組んでいなかったこともあり、各月の稼ぎはバラバラですが、少しでも参考になれば嬉しいです。

※ 途中で良案件に恵まれたこともあり、最高時で時給2,500円まで行きました。

 

基本的に低単価であるライターの収入を増やすにはどうすればいいでしょうか?

 

僕が過去にウェブライターをしていたときは、以下のような手順で仕事をしていました。参考になれば幸いです。

  1. 低単価案件を全力でこなす
  2. 依頼者にとって使い勝手の良いライターになる
  3. 単価交渉をする。

    ※ 理想は、依頼者側から昇給の打診がされる状態。

  4. ブログやSNS等で、これまでの経緯と成果物を公開する。

    ※ 自分がどういった案件なら受けられるのかを明確化する。

  1. クラウドソーシングサイトを経由しない形で、案件を受ける。

    ※ 悪い依頼者もいるので、最低限の法的知識が必要。

  2. クラウドソーシングサイトによる中抜きがないので、その分稼ぎが増える。

    ※ 直接契約の場合、文字単価も高くなるので、収入はアップするはず。

  3. ブログやSNS等で、これまでの経緯と成果物を公開する。

    ※ 守秘義務契約を守って公開しましょう。

 

ウェブライターとして生きていくのであれば、以下の方々のツイッターが参考になるはずです。

 

 

まとめ

  • ニート・ひきこもりの99.9%は危険人物ではない。
  • 社会から疎外されたまま生きるのは、とてもツラい。
  • 子どもをニート・ひきこもりにしないためには、早めのケアが大切。
  • クラウドソーシングは中年引きこもりに残された最後の道。

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