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シンギュラリティの本当の恐ろしさは別のところにあった…

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本書はこれから先、2045年くらいまでの近未来に人工知能とロボットの進化が引き起こすと言われている大規模な『技術的失業』の問題を経済学の立場で議論する本である。

引用:シンギュラリティの経済学 第二版 (百年出版) | 鈴木貴博

 

シンギュラリティとは?

 

いつ・何が・どうなる?

2025年頃

自動操縦車(レベル4)の登場

失業が予想される職業

国内の失業者数:約130万人

  • 大半のドライバー(運転手)
  • 長距離トラック 84万人
  • 路線バス 13万人
  • タクシー 34万人 など

 

2035年頃

労働人口の30〜50%が失業

足・脳・腕において人工知能とロボットが人間を上回る

最後に人類に残されている仕事の大半は「指」の働きが重要な仕事、それは実は大半がコンビニの店員のような現場作業の仕事なのだが、そのような仕事は2045年まではロボットには奪われずに済むかもしれない。

 

失業が予想される職業

国内の失業者数:約3,250万人

  • 大半の頭脳労働者と運搬労働者
  • 管理者・経営者
  • 政治家・官僚
  • 研究者
  • エンジニア
  • 精神科医
  • 外国語教師
  • 経営コンサルタント
  • 作曲家
  • シナリオライター
  • ファッションデザイナー
  • ゲームクリエイター
  • 宅配人 など

 

仕事の奪い合いが社会問題化

残る職業

  • 指の動きが重要な仕事
  • 演者としての管理者の仕事
  • ロボットより優れた指先が必要な単純労働
  • コンビニ定員のような現場作業 など

パリ近郊に住む北アフリカ出身の移民たちの失業率が「20%」。この段階で移民の失業はすでにフランスをゆるがす国としての問題になっている。大規模な若者の失業はデモや暴動、そしてテロの温床のような社会問題も生んでいく。(中略)

大規模な失業は大きな社会運動を生み出す。2025年あたりのどこか、人類の失業率が10% を超えたあたりのどこかの時期で、当然のように社会問題としての意識が高まり、国民は大きな声を挙げるだろう。

 

2045年頃

人類の90〜100%が失業

博報堂 生活総研『未来年表』によると、2045年の世界人口は約100億人。

全世界の失業者数:90億〜100億人

 

貧富の格差拡大・固定化

著者は解決策として「ロボット経済3原則」を提唱している。

注:解説するには分量が多すぎるため、詳しくは本書をご覧ください。

 

ベーシックインカムは実現困難

  • 個人の所得激減による税収減
  • ベーシックインカムで賄うには今の7倍の法人税収が必要
  • トヨタと同規模の会社が国内に200社出現する必要があるが...

 

新たな仕事が創出されるというのは本当か?

  • 人工知能により無駄な仕事がすべて発見される
  • まったく次元の異なる生産性の高いシステムが生まれるとしたら...
  • 現在、世界に存在する数多くの仕事は消失してしまうのではないか?

 

まとめ

今回の記事では主に、シンギュラリティ前後に起きる「大量失業」問題に関する部分を紹介しました。

本書ではこれら以外にも、「シンギュラリティによって世の中がどのように変化していくか」についての詳しい考察が行われています。

そもそも努力の方向性を間違っていた...。なんて取り返しのつかない事態になることのないよう、何らかの努力を始めるよりも前に本書『シンギュラリティの経済学』を読んでおくと良いのではないでしょうか?

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